日本に存在している「10万円金貨」について解説します!

 こんにちは！おたからや首里店の伊禮です！ 

 

本日も張り切っていきましょー!

 

今回ご紹介いたしますのは、こちら！

【天皇陛下御即位記念10万円金貨】でございます(o^―^o)ﾆｺ

こちらの金貨、ご存じない方も多いかと思います。日本で発行されている金貨には10万円金貨と呼ばれている記念金貨があります。

この10万円金貨には天皇陛下御即位記念十万円金貨と天皇陛下御在位60年記念10万円金貨の2種類があります。
ともに額面が10万円の金貨で、日本の記念金貨としては最高額の金貨です。

今回はこちらについて掘り下げていきたいと思います!

 

「天皇陛下御即位記念10万円金貨」と「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」

天皇陛下御即位記念10万円金貨

平成2年(1990年・御即位2年目)に今上天皇(明仁天皇)の御即位を記念して造幣局より発行された10万円の記念金貨です。

表面に鳳凰と瑞雲、裏面に菊花紋章と桐と唐草のデザインが施されており、10万円プルーフ金貨幣セットと金貨・白銅貨(500円)の2点セットで計200万枚が発行。

当時113,300円・106,090円でそれぞれ販売されました。

 

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨

昭和61年（1986年）に昭和天皇の御在位60年を記念して、日本造幣局より発行された「天皇陛下御在位60年記念 10万円金貨」。

発行当時１万円銀貨と共に抽選券が発行され、10万円という高額な額面にも関わらず多くの人が買い求め、実際に発行された枚数もプルーフ金貨を含めたら約13万枚以上発行されているこの金貨。

記念として所有している人もいらっしゃるんじゃないでしょうか？

天皇陛下御在位60年記念 10万円金貨こそ、日本初の記念金貨であり、いまでは数多く発行されている皇室の金貨の第一弾です。

翌年には初のプルーフ記念貨を発行。累計1100万枚が発行されています。

 

偽造防止のきっかけ

1990年1月29日、日本国内最大手の貨幣商がスイスから輸入した、天皇陛下御在位60年記念 10万円金貨1000枚を東京の都市銀行に預けたところ、チェックをしていた銀行員がそのうち1枚の包装に違和感を覚えました。
そのため、日本銀行及び警視庁科学捜査研究所で鑑定したところ、預けられた1000枚すべてが偽造であることが判明。

その後の調査で偽造された金貨が2年前から日本に流入していたこと、しかも確認された偽造金貨10万7946枚のうち、8万5647枚が日本銀行に還流していたことが判明しました。

額面が10万円と高額だったため被害総額は107億9460万円という巨額に！

これを受けて造幣局は、その後発行される金貨にはホログラムのすかし入りブリスターパックを採用したり、通し番号を付けたりとさまざまな偽造防止策をとるようになりました。

 

 

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