こんにちは!おたからや首里店の伊禮です!
ワンピース、シャンクスの双子説、信憑性が増してきましたね…
何はともあれ、考察楽しい!笑
本日もおたからや首里店元気に営業中!
さて、今回ご紹介いたしますのは
【ヴァシュロン・コンスタンタン 25562】でございます(o^―^o)ニコ
今回もこちらのお買取り品を参考に、詳細をお伝えしていきたいと思います!
世界三大時計ブランドの一つヴァシュロン・コンスタンタンの歴史はスイス時計業界の歴史でもあります。
スイス時計の歴史におけるキーとなるポイントでヴァシュロン・コンスタンタンがきっかけとなったこともあるほどです。
世界三大時計ブランドへ成長していくヴァシュロン・コンスタンタンの歩みをまとめます。
是非最後までお付き合いください✨
ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史
世界最古の時計ブランドの始まり
ヴァシュロン・コンスタンタンはジャン=マルク・ヴァシュロンによって1755年にその歴史を始めます。
時計師だったジャンが見習いの時計職人を雇い入れた際の雇用契約書が残されており、後に世界最古のブランドの始まりの証拠となりました。
屋根裏部屋(キャビネット)を工房とした時計職人たちをキャビノチェと呼び、卓越した技術とセンスで美しく複雑な時計を創り上げていました。
ジャンはまさにキャビノチェであり、そのDNAは息子のアブラアン・ヴァシュロン、孫のジャック・バルテルミー・ヴァシュロンへ確かに受け継がれていったのです。
3名の英傑により世界最高峰の時計メゾンへ
野心的だったジャック・バルテルミー・ヴァシュロンがメゾンのトップになったことでブランドの進化は加速します。
まず販路がスイスだけでなくフランス、イタリアへ輸出されることとなりました。
また、商人の息子であるフランソワ・コンスタンタンと出会い二人は意気投合し、二人の名前を組み合わせたヴァシュロン・コンスタンタンが誕生したのです。
フランソワはフランスやイタリアだけでなく、アメリカ、メキシコ、キューバからアジアまでを行商し、ヴァシュロン・コンスタンタンを世界的なブランドへ成長させました。
ヴァシュロンがこれまでに受け継いできた技術やセンスが世界的に評価されたのです。さらに1839年に機械技師のジョルジュ=オーギュスト・レショーが経営に参加。
様々な作品を手掛けただけでなく、パンタグラフの発明はスイスの時計業界全体にとっても大きな影響を与えたと言われています。
パンタグラフとは時計の構成部品を機械的に複写できる初の工作機器で、量産性が高まることで時計産業の発達を加速させました。
リシュモングループ傘下となり更なる革新へ
1880年にはヴァシュロン・コンスタンタンのアイコン的存在であるマルタ十字をエンブレムとしました。
以降、現在に至るまでマルタ十字はブランドを代表する意匠の一つとなっています。
20世紀に入りルーマニアのマリア王妃、ヘンリー・ジェイムズとウィリアム・ジェイムズの兄弟、 ジェローム・ボナパルトの孫息子に当たるナポレオン公など、そうそうたる顧客からの受注が入るようになりました。1906年には制作した時計をディスプレイしておく店舗をオープンしました。
これがブランドの最初のブティックとなり、メゾンは傑作を次々と排出しています。
代表例としては1920年代のクッションケースや1932年の時計師ルイ・コティエ氏とのコラボレーションによって生まれた文字盤外側の都市名と時刻が書かれているインナーリングを回転させることで31のタイムゾーンが人目で判別できるワールドタイムです。現代ではよく見られるデザインですが当時は画期的で、他メーカーにはなかった機構でした。
1955年には創業200年を記念して史上最薄のムーブメントを製作しました。その薄さはなんとスイスの20セントコインと同じわずか1.64 mmです。
代表的なムーブメントとしてはCal.1002が挙げられ、しかもジュネーブ・シールを取っているので品質としても高い基準にあることがわかります。
1970年頃にクオーツショックを経て、1977年にメゾン設立222年を記念して制作された222は当時話題となっていたスポーツラグジュアリーウォッチとして発表しています。
222の思想は後に現行のオーヴァーシーズシリーズへと受け継がれますが、ジェラルド・ジェンタ氏に強い影響を受けたデザインと言われています。
1992年にはこれまでの薄型ムーブメントを手掛けてきた歴史から、1940年のスタイルでミニッツ・リピーター用のムーブメントを復活させました。
そうして発表されたCal.1755はケーシングされた状態で3.28mmと世界で最も薄型のミニッツ・リピーター搭載モデルとなりました。
1996年にはリシュモングループ傘下となり、それまで「バセロン・コンスタンチン」と呼ばれていましたが、「ヴァシュロン・コンスタンタン」の名前で広めていきました。
マルタ十字のエンブレムがもつ意味と歴史
マルタ十字はキリスト教の騎士修道会である聖ヨハネ騎士団の象徴です。イタリアの街「アマルフィ」の象徴でもあります。
8つの角は騎士道における美徳を表しています。
■騎士道の美徳
- 忠誠心
- 敬虔さ
- 率直さ
- 勇敢さ
- 名誉
- 死を恐れないこと
- 弱者の庇護
- 教会への敬意
ヴァシュロン・コンスタンタンでは精度を追求する姿勢を象徴するアイテムとしてマルタ十字をエンブレムとしており1880年の制定以降、現代に至るまで受け継がれています。
ぜんまいのトルクを一定に保つことで精度を高めるためにかつて香箱に取り付けられていたムーブメントの部品がマルタ十字に似ていたことがきっかけとされています。
伝統・歴史を主軸にするブランドコンセプト
ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大時計の中でも伝統と歴史を重んじるブランドです。現在のシリーズラインナップを見てみると顕著に現れています。
例えばパトリモニーは機械式時計の最盛期である1950〜1960年代の時計に着想を得ており、トラディショナルは伝統の名の通りで18世紀からなるヴァシュロン・コンスタンタンの歴史、生きるキャビノチェから受け継がれてきた技術が表現されたシリーズです。フィフティーシックスは1956年に発売されていたセクターダイヤルのモデルがモチーフなっていますし、ヒストリークはこれまでヴァシュロン・コンスタンタンが創り出してきた歴史的名作を現代に蘇らせることがコンセプトです。
以上のようにすべてのシリーズが過去の名作がモチーフとなっておりこれまで歩んできた歴史を楽しむことができることからも、ブランドが伝統と歴史を軸としていることがわかります。評価が高いモデルをベースにすることは、メーカーとしては売れないリスクが少なく、ユーザーとしても銘品の復活は嬉しい、といった点で優れた取り組みです。
まとめ
ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史や魅力についてまとめました。
ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大時計と言われる格式の高さやスイス時計の歴史の重厚感を味わえるブランドです。
伝統・継承を主とするブランドですが、複雑機構の数々は伝統を守りつつキャビノチェのDNAを感じさせる革新的なものばかりです。
店頭でヴァシュロン・コンスタンタンの時計を見た際にはぜひ一度手にとってみてください。
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